
人材紹介の目標設計におけるノウハウ~その①~
今回は、人材紹介ビジネスの目標設計についてお話していきたいと思います。
人材紹介業の目標設計とは?その①
人材紹介業界の成長率
29.9%
2008年は人材紹介にとって非常に厳しくなるといわれていますが、
2001年以降は規制緩和による事業所数の増加や「専門分野への特化」「新卒など領域拡大」によって人材紹介業界は急成長してきました。
2001年から2005年にかけての業界成長率は毎年平均29.9%。3年間で2倍という成長スピードです。
産業全体のGDPが2%成長ですから、凄まじい成長スピードと言えます。
興味深いのは、
新しいサービスが業界の成長を牽引しているということです。
すこし古い数字ですがホワイトカラーに注目すると面白い傾向が見えてきます。
◆ホワイトカラーの決定数(人数)
5年間で3.3倍
2001年 2006年
A:専門的・技術的職業 35,776人 84,727人 (2.4倍)
B:管理的職業 6,088人 17,428人 (2.9倍)
C:事務的職業 10,234人 62,286人 (6.1倍)
D:販売の職業 7,333人 29,098人 (4.0倍)
合計 59,431人 193,539人 (3.3倍)
◆ホワイトカラーの決定数(シェア)
事務・販売がシェア拡大
2001年 2006年
A:専門的・技術的職業 60% 43% (-16.4)
B:管理的職業 10% 9% (-1.2)
C:事務的職業 17% 32% (+15.0)
D:販売の職業 12% 15% (+2.7)
各職業ともに決定人数を伸ばしています。
それにもまして、事務・販売の職業がシェアを伸ばしているのを見ると未経験者や若年層といった
新たな顧客領域に対しても
人材紹介サービスを浸透 させられているのが読み取れます。
◆ホワイトカラーの転職成功率(就職決定数/求職者数)
14.7%
2006年度の人材紹介におけるホワイトカラー求職者は、1,316,308人
同年度の決定者数は、193,539人
一概には言えませんが(正確に事業報告がされているかどうかわからないため)
100名の求職者から14名を転職成功させていることになります。
◆ホワイトカラーの求人決定率(就職決定数/求人数)
13.5%
同じく、100件の求人に対して13件採用を成功させていることになります。
自社の決定率と比べていかがでしょうか?
実際に多くの人材紹介会社さまから伺う数値は決して楽観できません。
上記のマーケットの平均数値を上回るパフォーマンスを実現されている人材紹介会社はほぼありません。
中小人材紹介会社の実質的な決定率は
2%~5%
100名の求職者に対して、決定者2名~5名といったところではないでしょうか。
人材紹介サービスではプロセスのマネジメントと
目標設計がとても重要だとポーターズでは考えます。
上記のパフォーマンスを牽引している一部の業務生産性の高い人材紹介会社は、いったいどのようなプロセスマネジメントを実施しているのでしょうか。
次回(その②)ではパフォーマンスの高い大手をベンチマークして、プロセスごとの目標数値について考えてみます。
これをご覧頂いている皆さんも、この機会に一緒に考えてみてください。
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